取組団体
小高マンホールアートプロジェクト実行委員会
代表者 上石 美咲さん/半谷 栄寿さん
取組名称
大蛇伝説マンホールアートをテーマとしたイベントの共創による小高での多世代交流の創出 小高大蛇マンホールアートイベントを開催
取組の概要
多くの方に南相馬市小高の魅力に気づいてもらうために、マンホールアートに着目した企画を立ち上げました。「地元の方にとっては当たり前すぎてなかなか気づかないマンホール」に「アート」を掛け合わせ新たな価値を創出するイベントを開催しました。地元の小学生、高校生、保護者の交流促進を図るとともに、地域資源の再発見と地元の理解促進、域外への小高の魅力発信ができたと思います。
取組の様子
小高小学校での出前授業では、小学校周辺にある大蛇マンホールを確認し、小高区に伝わる大蛇伝説と、それをモチーフにしたマンホールについて解説しました。また、ぬり絵の下絵を配布し、ぬり絵コンテストへの参加を呼びかけました。その後、南相馬市小高区ふれあい広場でマンホールアートイベントを開催。「大蛇伝説マンホール ぬり絵コンテスト」や「ゼロ・ゴミッション&街歩き」としてゴミ拾いに加え、地元商店街にご協力いただいてスタンプラリーやクイズなどを行い、小学生、高校生、保護者の交流を図りました。さらに、 南相馬市の下水道課の協力で、本物の大蛇伝説マンホールを使った、マンホールアートTシャツづくりの体験会も実施。イベントに参加した小学生の中から4名を抽選で選び、 実際に道路のマンホールへの色つけ体験も行いました。小高区秋祭りではブースを設置し、訪れた方を対象に、マンホールアートTシャツづくりの体験サービスを実施。2日間の実施期間中に約200名の方に体験していただきました。期間中は、小高区浮舟会館のロビーの展示エリアを借りて、夏のイベント時に募集した小学生の大蛇マンホールぬり絵を展示し、多くの来場者に見ていただくこともできました。
実施者の声
「首都圏在住の実施者と地域の学生や事務局との連絡が課題でしたが、お互いの活動を尊重し協力し合うことで、実現できました。 多世代交流の機会創出、地元の理解促進、観光資源の創出などの成果を出せたと思います」
参加者の声
「当日のグループは小学生親子二組と高校生3人。 普段は交流のない高校生との会話に、最初は戸惑いましたが、すぐに打ち解けました。高校生のさりげないサポートが頼もしかったです。いつもと違うコミュニティで集まって、その記憶がマンホールにずっと残っている、というのがとても素敵なイベントでした」