令和2年度取組事例集

取組団体


いいのどんぐりの会
代表者 山田 恵さん


取組名称


子どもと母親、高齢者へのアロマテラピーワークショップ開催事業


取組の概要

 アロマテラピーとは、心と身体の健康に役立つ芳香療法です。植物の香りのエッセンス(エッセンシャルオイル=精油)を、心身の健康維持に役立てます。香りをかいだり、希釈したエッセンシャルオイルでトリートメントし皮膚から取り入れ、健康に役立てることができます。震災や新型コロナウイルスによるストレスを緩和することを目的にワークショップを開催しました。

 

取組の様子

 いいのどんぐりの会は、震災後に飯舘村から福島市の飯野復興住宅に避難していた、“子供のいるお母さん世代”が中心となって始まりました。2020年6月には、子供たちの孤立を予防し、安心して過ごせる居場所として、飯舘村内に「どんぐりハウス」という交流スペースを設けました。

 取組では、子供たちの親御さんに向けたアロマテラピーのワークショップを開催しました。香りは直接的に感じるものです。「好きな香り」や「リラックスする香り」など、人それぞれの好みに合わせた「香り」の使い方をすることで、心身の健康にさまざまな効果を得ることができます。今回は、アロマテラピーの勉強をしながら、自分の好きな香りを作る目的でワークショップを開催しました。香りを体験することで、東日本大震災や新型コロナウイルスの影響による疲れや不安を解消するなど、ストレス社会が人体へ与える影響を癒すことを目的としました。参加者同士の交流も盛んに行われ、新たなやりがいやつながりが生まれたことで、目的を達成することができました。

実施者の声

 参加者の皆さんの笑顔が多くあふれるワークショップを開催することができました。皆さんが、真剣にアロマテラピーを学ぶ姿を見ることができました。実施する側も初めての取組でしたが、綿密にスケジュールを立て、打ち合わせを重ねてきたので大きな問題もなく開催することができました。今後もこうした取組を積極的に行っていくことで、参加者の方の心や身体の癒しの機会を創出し、地域の活性化に貢献していきます。

参加者の声

「はじめてのアロマテラピーでしたが、講師の先生に丁寧に教えていただき、とても楽しかったです」

「普段はあまり外に出る機会がなかったので、こういった教室があると他の方とお話することもできますし、交流できるのでとても良かったです」