取組団体
一般社団法人ならはみらい
代表者 渡邉 清さん
取組名称
楢葉町活性化戦略事業
取組の概要
町主催の「秋空散策あるこう会」のコース上に、健康や楢葉町の魅力をPRするような特色あるブースが設置され、楢葉町の史跡を解説するカードが置かれました。また、地域全体で帰還した子供達を見守る仕組みを構築するため、住民ボランティアによる、見守りを兼ねた花植え活動などが行われました。
取組の様子
秋空散策あるこう会には町内外から約４００名の方が参加しました。コース上には、この会をより楽しいものにしたい、楢葉町をもっと知ってもらいたいという、取組団体の工夫が散りばめられていました。
その１つが、コース上に置かれたかかしです。かかしには、史跡を紹介するカードが備え付けられ、参加者たちは、かかしを探しながら歩くという楽しみを満喫していました。木戸川漁協のヤナ場では、普段なかなかお目にかかれない生きた鮭を見学することもできました。木戸川の鮭の解説も行われ、参加者はふるさとの鮭には放射線の影響がないことを肌で感じる良い機会を得ていました。楢葉町で活動している各団体の取組を紹介する情報発信ブースも設置されていました。それぞれの企画に、参加者の笑顔があふれ、時に感心しながら、楢葉のまちなみや秋の楢葉を堪能していました。
この取組をきっかけに新しい協力関係も築かれていました。これまで参加できなかった老人クラブ・社会福祉協議会による給水所の設置や、特別養護老人ホームリリー園による手作りの横断幕の作成など、町全体で参加者を応援するあるこう会が実現されていました。
実施者の声
「この取組をキッカケに、これまで連携が取れていなかった町内団体と、課題の共有とその解決に向けた取組を検討することができました。また、各団体ならではの意見が飛び交い、様々な世代や立場の町民を対象とする取組ができるようになりました。」
参加者の声
「史跡紹介では、町民でも知らない内容が盛り込まれていて、町の魅力を再認識することができました。かかしを探しながら歩くのは楽しかったです。」
「情報発信ブースでは、健康に関する情報から町民の作品展示まで充実した内容のブースがあり楽しむことができました。」
「子供たちの声を聞き、共同作業をすることができて元気が出ました。子供たちは町の宝なので、みんなで大切にしていきたいと感じました。」
