令和5年度取組事例集

取組団体


未来へA・RU・KU実行委員会
代表者 野口 美佐子さん


取組名称


「親子で学ぶこれだけは知っておきたい、まとめて防災ふれあいステージ」


取組の概要

 本取組では大熊町の子どもたちを中心に、双葉郡の子どもたちや親子も招待し、お天気キャスターとお天気キャラクターを講師として、震災・防災・環境問題・エコ・気象などをテーマにした公演や劇を行いました。催しの途中には防災や環境に関係したクイズをはさみ、実際に災害が起きた場合の対策などを、子どもたちにも分かりやすく解説しました。防災について親子で楽しく学べる取組となりました。


取組の様子

 本取組は被災12市町村の親子を対象に、震災後に大熊町に建設されたlinkる大熊で行いました。お天気キャスターとお天気キャラクターを講師に迎え、スクリーンを使って防災や環境などのお話をしました。普段テレビで見たことのあるキャラクターが登場したこともあり、どの子どもたちも真剣に映像を見て親子で熱心に話を聞く姿が印象的でした。

 学んだことを振り返るおさらいクイズを挟みながら、わかりやすく解説していただきました。クイズの場面では子どもたちが積極的に参加して回答し、盛り上がりを見せていました。

 災害や防災について、楽しく学ぶことができ、結果的にいつ起きるかわからない災害に備えて、親子で準備する心構えを醸成することができました。

 震災から13年の月日が経ったこともあり、震災を経験していない子どもたちが増えました。そうした子どもたちに、震災を風化させることなく伝え、子どもたちが未来に向かって自分を守るための学びに、貢献したいと考えています。

実施者の声

 取組を通じて、震災・防災・環境問題・エコ・異常気象などの、いつ起きるかわからない災害に対し準備出来る対策と災害時の対応をもう一度再認識していただきたいと考えています。また、災害を未然に防ぐ準備も大切です。大熊町は帰還している方が少ないこともあり、次年度以降は、参加者を増やすための工夫が必要だと考えています。そして、今後起こりうる災害に対する準備は不可欠であると考えており、継続してこの取組を実施していきます。

参加者の声

「震災後13年が過ぎて震災の記憶が薄れて行く中で講演を聞き、災害に対しての準備の大切さを再認識できて良かったと思います」

「子どもたちの学校での避難実験の映像が衝撃的でした」

「県内12市町村の違う地域でも行ってほしいと思いました」

「学びになるので、クイズを多くしていただきたいです」