令和6年度取組事例集

取組団体


演劇と合唱を楽しむ会
代表者 阿部 永子さん


取組名称


演劇と合唱を楽しむ会


取組の概要

 震災から14年近くが経過したことで、避難者同士のつながりが薄れてきています。被災後の鬱積した悲しい感情を解き放ち、避難者のつながりを再構築するために、取組を実施しました。対象は、復興住宅に住んでいる避難者を中心とした、周辺住民です。中には外出をあまりしない方もいることから、積極的に外に出て、交流を深めるきっかけになることを取組の目的としました。


取組の様子

 取組には、演劇役者6名と合唱者14名が参加しました。練習は代表宅で週1回、県営北沢又団地集会場で3回行い、リハーサルと本番公演は県営北沢又団地集会場で行いました。本番公演には74名が訪れました。

 参加者の皆さんにとっては、どれも初めての経験で、当初は演劇出演希望者がなく大変でした。また、70代以上の参加者が多く、セリフを覚えることに苦労していましたが、練習を重ね、アドリブも入れるなどの工夫をして、無事本番を迎えることができました。合唱では添乗員に扮した指揮者のもと、世界各国を歌で巡る演出を行いました。また、ステージの中間にピアニストによる演奏も行いました。

 本番までには大変なこともありましたが、コミュニケーションを重ね、支え合うことで乗り切ることができました。演劇も合唱も最後は一丸となって練習を重ね、楽しく充実した公演を行うことができました。

実施者の声

 どれくらいの人が公演に来てくれるのか、当日まで本当に不安でしたが、会場一杯の観客がいて、本当に嬉しかったです。素人による短期間の練習でしたが、劇で伝えたいことを分かってもらえました。合唱では、声と体でとても楽しいことができるということを、伝えられました。演劇では、セリフの暗記が大変でしたが、達成感を得ることができました。また機会があれば、再演を行いたいです。

参加者の声

「演劇を見て、抑え込んでいた心の叫びが共鳴し涙が止まりません。心が軽くなりました」

「初めて合唱を見ました。住まいの隣人が楽しく歌って踊っていてビックリしました」

「孫も楽しみ、大はしゃぎしていました。次回はぜひ初めから参加したいです」