取組団体
手仕事サークル つくし会
代表者 前里 朱里さん
取組名称
物づくり、食育を通して、避難者・帰還者の孤立化防止と生きがいつくり、避難先地域住民との交流・コミュニティ形成
取組の概要
相双地区から避難していわき市内の復興公営住宅に入居している方と避難先であるいわき市で自宅再建した方を対象に、孤立の予防や希薄化する同郷の人達とのつながりを結び直すことを目的に実施しました。取組を通じて、避難先での生活に潤いや豊かさを創出し、人とのつながりを感じることで生きがいになることを目指しました。具体的には、季節を感じながら植物や土に触れることで、生活にメリハリができる季節の寄せ植え教室と毎年恒例のそば打ち教室を開催しました。
取組の様子
寄せ植えでは土や植物に触れ、季節を感じながら精神的な安定、落ち着きを得ることができます。一緒に花を植えることで参加者同士のコミュニケーションも生まれました。教室は、農業生産所で実施し、教室を終えた後にも、新たな植物の購入や育て方などの指導を受けることができる環境を提供しました。
蕎麦打ち教室は、年末に開催しました。年越しそばとして食べられるように保存方法を教えてもらいました。自分の打ったそばを家族と囲むという新たな趣味や興味が、生きがいとなることを期待しています。教室は公民館を利用し、ほかのサークルや団体の活動情報を見ることもできました。
実施内容は事前にヒアリングを行い、決定したこともあり、昨年からのリピーターを中心に、その知人や友人に参加してもらうことができました。参加者同士が顔なじみであることも多く、終始笑い声の絶えない賑やかな雰囲気で教室を実施することができました。
実施者の声
震災以降、体育館や仮設住宅を経て、二本松市の復興団地である石倉団地へ入居して8年以上が経過しました。団地近隣での顔見知りも増えつつありますが、親睦を深める機会がありませんでした。取組を通じて、団地住民と近隣の住民が一緒に調理をしながら会話を楽しむことができ、より理解を深めることができました。交流会をきっかけに顔見知りが増え、今後もグラウンド・ゴルフや料理教室で一緒に活動する機会を増やすことができます。
参加者の声
「寄せ植え教室の後に、仲間とランチに行くことが何よりの楽みです」
「外出する機会がないので、同郷の人達と気兼ねなく話ができる貴重な時間です」
「毎年持ち帰るそばを家族も楽しみにしてくれています」
「帰省する息子家族に自分で打ったそばを食べさせることが楽しみです」