取組団体
川内村商工会
代表者 井出 茂さん
取組名称
醸造用葡萄栽培に係るセミナー開催
取組の概要
震災後、持続可能な村づくりのための地域活動として、醸造用の葡萄の栽培が川内村で始まりました。これらの葡萄栽培を地域に根差した活動にするため、村民参加型の醸造用葡萄栽培セミナーや勉強会を行いました。
取組の様子
震災支援によって生まれた新しいつながりにより東京からソムリエを招いて開催された取組には、若者を含めた多くの村民が参加し、醸造用葡萄文化、醸造用葡萄の栽培方法、ワインの醸造方法、ワイナリーの経営等について熱心に学ぶ姿が見られました。村の持続的な活動になるよう知見やノウハウを蓄積しようとする主催者と参加者の思いが伝わってくる取組でした。
実施者の声
「里山に囲まれた自然豊かな川内村では過疎化の問題を抱えています。村にとって必要なことは過疎化していく村を持続可能なものへと変えていく試みだと考えています。そうした取組の一つとなるのが、阿武隈高原を眼下に収める耕作放棄地を活用した醸造用葡萄の栽培です。
里山の原風景に惹かれる人たちが選びたくなる村、若い人が入ってきたいと思えるような村に変えていく姿勢を持つことで、新たな川内村の在り方を確立していきたい。
この取組が村の価値を、村が取組の価値を高め合える関係になることで、村の既存の農業にも良い影響を及ぼせればいいなと思っています」