取組団体
木戸古民家再生プロジェクトチーム
代表者 緑川 英樹さん
取組名称
木戸古民家再生プロジェクト
取組の概要
震災後、長らく空き家となっていた楢葉町木戸地区の築70年の古民家を再生するため、復興活動で知り合った仲間たちと地域の方々が協力して掃除やDIY(※)などを行いました。
再生された古民家は、地域のつながりの回復とこれからの帰還促進、将来の賑わい創出のために活用される予定です。
(※専門業者ではない人が自身で何かを作ったり、修繕したりすること)
取組の様子
震災後、楢葉町木戸地区において、長らく空き家となっていた古民家。復興活動から生まれたつながりにより家主の方から借り受けました。この古民家を活用して、地域の方々や震災後の復興活動でつながった仲間達が道具を持ち寄り、柱や床の掃除、壊れていた縁側の補修、囲炉裏の修繕の研修会などを行うことで、地域との接点が増え、新たな絆や深いつながりが生まれています。
楢葉町では、このような古民家再生プロジェクトを通じて、地域の交流拠点を構築していく活動が行われています。
実施者の声
「 震災からの5年半、復興活動で訪れることがあってもなかなか足を踏み込めずにいました。この地域を活性化したい、帰還する人・新しく来る人が交流できる場を作りたい、そういう思いで続けていた復興活動が縁で楢葉町の家主とお会いし古民家を借りることができました。
今は借りた古民家を使える状態にしているところです。この作り上げていくプロセスを楢葉町の方や町外の方と一緒に進めることでつながりを作っていけると思っています。
避難解除から約1年が経過した町は人口が震災前の1割程度。これからこの拠点をきっかけに多くの人の交流の場を作っていきたいと思います」
参加者の声
「私もこの楢葉町で何か取組をしたいと思っていた一人です。自らがプレイヤーになりたくてもきっかけがありませんでした。仲間たちと一緒に作り上げるプロセスは楽しいです。楽しい気持ちをもって楢葉町に入り、町の人とも関われる。支えるではなく、町をつくりあげていく、そんな気持ちで参加しています」