取組団体
一般社団法人葛力創造舎
代表者 下枝 浩徳さん
取組名称
葛尾村の自然と若者文化の融合による若者交流層形成及び情報発信に関する取組
取組の概要
現在、葛尾村の人口は70人程度であるが、高齢者の割合が高く、若者離れが進行している状況。この課題に対応するため、主催者は、葛尾村の自然と若者文化を融合させて、地域の人口増に向けた呼び水にしたいと考え、葛尾村のお勧めスポットで若者のダンスの動画を撮影し、そのダンス動画と葛尾村の情報を併せて発信する上映会を企画しました。
若者たちが、この地域の良さや、地域の人とふれあいながら、新しいことにチャレンジできる場所だと認識できるよう、若者発想で提案された若者の帰還促進に寄与する取組です。
取組の様子
高齢者ばかりとなった村の地域づくりとして何かできないかと、主催者は議論を重ねてきました。
たまたま、西会津で行われていた雪深い冬のストリートダンスコンテストで500 人を超える来場者があったことにヒントを得て、若者を取り込むために紅葉に包まれた葛尾村を舞台にしたダンス動画の制作と上映会を企画しました。
取組を通して、若者と地域の交流が進み、若者の交流人口を増やしていくきっかけとなっています。また、この新しい取組には多くの村内外の方々が協力しており、葛尾村に新しい地域のつながりが生まれています。
実施者の声
「今年7月に避難解除になったばかりの葛尾村の人口は70 人ほどです。そのほとんどが高齢者で、それは福島県一小さな村とも言えます。
葛尾村の良いところは里山の自然です。でもこれは葛尾村だけの特徴ではなくて、日本中にそうした場所って沢山あります。そしてそこで暮らす人にとっては当たり前のもので、素晴らしさを伝えるって実は難しいんです。なので、歴史や文化を大切にしながら、村の人たちと一緒に新しい取組にチャレンジしていくことで葛尾村の良さを表現したいと思います。
自分のふるさとで、みんなと一緒に新しい取組にチャレンジしながら、自分なりにふるさとへ貢献していきたいと思っています」