取組団体
「納冬まつり」実行委員会
代表者 神野 三和子さん
取組名称
納冬まつりの開催により地域活性化を促進する取組
取組の概要
来年3 月末に避難指示が解除される予定の川俣町山木屋地区において、復興の象徴となった納豆を活用したイベント「納冬まつり」が、震災後初めて開催されました。
開催に先立ち、イベントでの納豆料理お披露目のため、町民が集まって準備しました。当日はこれら納豆料理や郷土料理のお披露目だけでなく、山木屋の伝統芸能体験なども行われました。
取組の様子
2017 年3 月末、避難指示解除を迎える川俣町山木屋地区。今回行われた「納冬まつり」には現在も避難生活を送る住民120名以上が参加しました。
イベントでは、山木屋地区の工場で製造が再開された納豆を用いた春巻き作りの他、郷土料理の「いかにんじん」「ざくざく煮」作り、山木屋の伝統芸能である山木屋太鼓のお披露目などが行われ、参加者を楽しませていました。
また、取組の目的でもある地域活性化に役立てるため、地域活性化で成功している徳島県の阿波踊り団体や山形県の花笠踊り団体が招かれ、これらの踊りを体験するなどの交流が行われました。
主催者の声
「 イベント準備段階から震災によってバラバラになった住民がここ山木屋に集まり協力してくれたおかげで、笑顔あふれる「納冬まつり」を開催できました。また、当日は官民合同チームからも多くのサポートをいただき盛会のうちに終えることができました。このイベントをきっかけに今後、避難している住民が戻りたくなるような地域を作っていけたらと思っています」
参加者の声
「 イベントに参加したことで、震災以降、会えなくなっていた人とも再会することができて嬉しかったですね。ますます避難指示解除が待ち遠しくなりました」