はじめに
本事業は、福島相双復興官民合同チームの個別訪問活動を経て集められた被災地域の声や要望を基に、経済産業省で平成28年度に設けられた新しい事業です。東京電力福島第一原子力発電所の事故に伴い避難指示等の対象となった福島県田村市、南相馬市、川俣町、広野町、楢葉町、富岡町、川内村、大熊町、双葉町、浪江町、葛尾村及び飯舘村における被災者の人々とのつながり創出を通じ、地域の活性化、さらには産業振興やまちづくりにも資するような取組を支援することを目的とし、平成30年度「地域経済産業活性化対策費補助金(被災12市町村における地域のつながり支援事業)」を実施しています。
今回、取組の事例集をまとめるにあたり、これらの取組が広く社会に伝わって地域の再生に繋がる一助となり、さらにこれらの取組を参考に今後の被災地域のつながり創出やコミュニティ再生に取り組まれる皆様の活動の一役を担えることができれば幸いに存じます。
最後に、本事例集の作成にあたり、取材や資料の提供等にご協力をいただいた各取組団体の皆様はじめ関係者の皆様方に、心から感謝申し上げます。
目 次
事例
被災12市町村における地域のつながり支援事業 事例紹介
01 楢葉町活性化戦略事業
02 24時間チャリティー野球大会
03 川俣町子育てサポートプロジェクト
04 被災地における発達障がい児の理解促進
05 川内村の地域を担う人材を育成する取組
06 ふるさとを味わいながら、なみえのまちづくりを考える駅近交流キャンプ
07 Origin for Future ~つながれ未来へ!元気と笑顔プロジェクト~
08 PV協働制作をきっかけにした、ありがとうを連鎖させる新しいコミュニティづくりに関する取組
09 北沢又団地陶芸教室同好会による「陶芸教室」「イタリアン料理教室」「コーヒードリップ教室」
10 富岡町の伝統と復興に触れる取組
11 「コーラスふたば」の活動を再開し震災により離ればなれになった故郷の人たちの心をつなぐため地域行事へ積極的に参加し勇気・希望を届ける取組。
12 相双地域で自然栽培を展開していくための農・食・販の連携事業
13 旧「警戒区域」に「世界で一番美しい場所」を創出するプロジェクトのキックオフイベント
14 ホップ農業を核にしたクラフトビール事業展開による地域活性化
※ 掲載している取組については、費用の一部を自己負担している場合があります。